ブタクサの花粉症対策と治療を紹介。ブタクサ花粉症は、スギ花粉症、イネ花粉症についで多く、ブタクサ、オオブタクサの花粉が原因です。
花粉症といえば春というイメージが先行していますが、そうではありません。最近では夏の終わりごろになると、鼻水が止まらないという人が急増しています。その原因も花粉です。スギ花粉だけが花粉症の原因と思ったら、大間違いなのです。秋に咲く花の中に、季節はずれの花粉症をもたらす輩が存在するのです。その名は「ブタクサ」。同じ種類のオオブタクサも原因になります。アメリカでは全人口の5〜15%がブタクサ花粉症であるという報告もあります。キク科のブタクサは7〜10月頃に開花します。ブタクサの花粉はスギ花粉やヒノキ花粉に比べ、遠くに飛べません。したがって、この季節にご自身が花粉症である場合は、近所にブタクサが繁殖している可能性があるのです。じゃあ、全部除草すればいいではないかと思われるでしょうが、そう簡単にはいきません。ブタクサはそもそも北アメリカ原産で、明治初期に日本にやってきた帰化植物です。だから生命力が強い。道端や河原など、はっきりいってどこでも生息している雑草です。ブタクサ以外にも、カモガヤ、オオアワガエリ、カナムグラ、ヨモギなども花粉症を引き起こす草花といわれています。したがって、根絶するのは不可能といっていいでしょう。
人間の体は非常に良くできており、外敵が体内に侵入しようとすると攻撃して体を守ってくれる機能があります。ウイルスが侵入すれば、白血球やマクロファージがいっせいに攻撃をしかけ、ウイルスを撃退するのです。こうした働きを免疫機能といいます。ところが、本来は身体になんの影響も持たないはずの食品などに対して、免疫反応が働いてしまうことがあります。これをアレルギー反応といいます。卵や蕎麦、ピーナッツなどが食物アレルギーとして知られています。ブタクサ花粉は通常であれば、人体に影響を及ぼすことはありません。しかし、何らかの原因(ストレス、ハウスダストなどといわれているが原因は不明)によって、ブタクサ花粉を「外敵」と認識し、いっせいに攻撃を仕掛けるのです。これがブタクサ花粉症なのです。ブタクサ花粉は通常、目や鼻の粘膜に付着することによってアレルギー症状を引き起こします。そのため、くしゃみや鼻水、涙が出てしまうのです。アレルギー反応で怖いのがアナフィキラシーです。アレルギー症状がもとでショック症状が起こり、最悪の場合には死に至ることもあるのです。実際、ブタクサ花粉症でもアナフィキラシーショックを起こした事例が報告されています。
ブタクサ花粉症対策と治療方法として、花粉症にならないためには、ずばり、スギやブタクサ花粉を吸入しないようにすることです。まだ花粉症になっていない人も、すでに花粉症になってしまっている人も同様です。そのための対策法を以下に記します。参考にしてみてください。
(1)できるだけ外出を控えましょう。ブタクサ花粉情報に注意し、飛散量が多い日の外出は避けましょう。ブタクサの情報はまだ一般的ではないので、風が強い日が要注意日となります。それでも外に出なければならないときは、マスクをつけるなどしましょう。帰ってきたときは、家に入る前に上着やズボンの花粉をよく払うことをお勧めします。
(2)家の中を清潔にしましょう。洗濯を取り込むときは、特に注意が必要です。取り込むときはブタクサ花粉を払ってから取り込むようにします。また、窓はあまり全開にしないこと。レースのカーテンを閉めておくとさらに効果的です。また、掃除に際には、花粉が舞い上がらないように、吹き掃除を先にしてから、掃除機をかけるようにしましょう。
(3)近所の草を除草しましょう。ブタクサの花粉はあまり遠くに飛べません。近所のブタクサを少しでも減らせば、それだけ花粉症のリスクが減ります。根絶は難しくとも、少しずつ減らすことはできるのです。
治療ですが、最近は効果の高いクスリが多数開発されています。ただ苦しみに耐えるのではなく、医師に相談するようにしましょう。
このブタクサ花粉症対策と治療方法を参考にしてみてくださいね。